広島県福山市の工場で六価クロム槽にネコが転落しそのまま行方不明となっている件ですが、連日ニュースで注意喚起されています。

六価クロムが猛毒であることは以前こちらでお伝えしていますので省略させていただきます。

では、なぜ『あなたの家のペットは大丈夫？』と書いたのか説明します。

結論から言いますと、犬より猫の方が断然危険度は高いです。

その原因は双方の捕食方法の違いにあります。犬は本来、集団で行動し集団で狩りをします。一方で猫は単独で行動し物陰に隠れて狩りをします。そのため自分のニオイを獲物に隠すため、犬に比べて頻繁に毛づくろいをします。そのため体についた六価クロムが体内まで侵入している可能性が高くなります。表面の六価クロムが自然のバクテリアなどによって中和されたとしても体内には六価クロムが残っています。

なので、犬より猫の方が注意が必要です。以前のように猫が家の中と外を自由に出入りできる飼い方をされておられる方は減ってはいますが、もう一度よく考えてください。六価クロムだけでなく様々な病気まどを持ち込んだり、うつされたりされては大切な家族であるペットが可哀想ですし、あなたも危険に晒されることになりかねません。なので、犬も猫も放し飼いは絶対にやめてください。外に出られる際は、リードをつけて散歩させてあげてください。大切な家族は飼い主であるあなたが守ってください。