六価クロムの毒性は強い酸化力に起因するもので、水に溶けやすい性質も相まって、六価クロムが皮膚や粘膜に付着した状態を放置すると皮膚炎や腫瘍の原因になります。
汚染された水を飲むと嘔吐を引き起こします。
また、粉末を長期に鼻孔から吸収すると鼻中隔穿孔という慢性的な潰瘍を発生します。
他にも、その非常に強い酸化力によりDNA損傷により発がん性物質としても扱われます。
肺で吸入すれば呼吸機能低下の結果、肺癌にも繋がり、消化器系でも肝臓障害、貧血、大腸癌、胃癌などの原因になりえます。
以上の通り、六価クロムは危険な物質であるため法律で厳しく規制されています。
・　環境基準法・環境基準：河川／湖沼水等
・　訴状汚染対策法・土壌環境基準
・　水質汚濁防止法・排水基準
・　廃棄物の処理及び清掃に関する法律
・　労働安全衛生法・作業環境評価基準